灰色の彷徨 —— 厄災の子 それは、語られることのない遠い日の記憶。 神から愛されず、千の呪いと共に生まれた一人の子どもがいました。 子どもの名はキャスリィ。 その身に宿る「厄災」は、触れるものすべてを蝕み、彼女から居場所を奪い去りました。 「どうせ私なんて……」 暗い感情に沈む彼女の手には、死と再生の蛇が噛み合う杖が握られ、その中には呪いが封じられていました。 『厄災の子キャスリィ』 子どもは、自分のなかに眠る巨大なチカラをまだ知らず、虚ろな瞳でただ行く当てもなく灰色の空の下を彷徨い続けました。